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褐色のマリア

さあ、メキシコの話をしちゃいますよ。 いいですか

12月12日はメキシコ人にとって1年で盆正月より大事な日なのです。  
「グアダルーペ聖母祭」といいます。今頃メキシコシティーのグアダルーペ寺院には
何十万人という人が巡礼に集まっています。                                       
そのお話。

時は16世紀、アステカ文明がエルナン・コルテス率いるスペイン軍に破壊されてから間もない頃。
12月12日、アステカの神殿があったテペヤックの丘で先住民ディエゴの前に褐色の肌の聖母マリアがあらわれ、聖堂を建てるように告げました。ディエゴはこのことを司祭に伝えましたが信じてもらえなかったため、再度丘を訪れました。

そしてそこで聖母から与えられたバラの花束をマントに包んでもって帰り、司祭に届けると、マントに褐色のマリアが現れました。

冬には咲かないバラ、マントに浮かぶマリアの絵を見た司祭は奇跡を信じ、
この地にグアダルーペ寺院を建て、褐色のマリアが祭られました。

神秘的な話だな~と感動してはいけません。もしかしたら、これはインディヘナ達を簡単に、しかも大量にキリスト教に改宗させるためのスペイン人の罠かと考えるのは深読みしすぎか?

マリアを褐色にすることを餌に、メキシコ人は改宗させられた(泣)?とばかり考えていたが、
なんと日本にもいました!褐色のマリアさんが鶴岡カトリック教会というところに祀られていました。  
ウ~ン、深いなこの世界・・・
by tequilacho | 2007-12-13 17:56

タコス屋の日常非日常


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