命日

8年前の今日 2001年6月5日僕はまだメキシコに住んでいた。

「多分あんたの友達だと思うけど、日本語で何か云ってるわ・・・」
当然日本語の判らないメキシコ人ホストファミリーが電話をつないでくれた。

「あっ兄ちゃん。俺。」海外旅行もしたことの無い弟からの電話であった。

「・・・・」 何やの?わざわざメキシコまで電話してきて。

「あのさ、父ちゃん死んだ。帰れる?」とても抑揚の無い話し方だったのを覚えている。

今思えば、わざと感情を押し殺して話していたのだろう。

「わかった、すぐ帰る」つられて俺も抑揚無く応えたのも覚えている。

直ぐには涙が出なかった。多分理解して無かったのだと思う。翌日やっと飛行機に乗れた。
メキシコからアメリカへの飛行機の中からシエラマドレ山脈が眼下に拡がるのをみて、
はじめて涙がこぼれた。

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(注) イメージ  父ではありません。
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by tequilacho | 2009-06-05 17:25 | 日記